+++ オプション画面のヘルプ +++

        オプション画面は多くの Lynx の機能を設定すること
        および変更することを可能にします。以下のオプションが
        設定可能です。

     Editor             -  空でなければローカルファイルを編集するとき
                           やメールを送るときに起動するエディタを定義
                           します。任意のテキストエディタをここに入力
                           できます。

     DISPLAY variable   -  空でなければ X 端末のディスプレイアドレスを
			   与えます。

     Multi-bookmarks    -  OFFのとき,デフォルトブックマークファイルが
                           ブックマーク参照('v')あるいはブックマークリ
                           ンク追加('a')コマンドで用いられます。もし
                           STANDARD に設定すると,利用可能なブックマー
                           クのメニューが,ブックマークファイルを参照
                           したりリンクの追加したりするときに常に呼び
                           出され,メニューの文字によってブックマーク
                           ファイルを選択できます。ADVANCED に設定する
                           と,かわりに希望するブックマークの文字を入
                           力するよう促されますが,'=' で STANDARD の
                           選択メニューを呼び出したり,改行でデフォル
                           トのブックマークを呼び出したりできます。

     Bookmark file      -  空でなく multi-bookmarks が OFF ならば,デ
                           フォルトの'ブックマークファイル'の名前を与
                           えます。multi-bookmark が STANDARD あるいは
                           ADVANCED ならば,'B' は26個までのブックマー
                           クファイルのパスと説明を設定するメニューを
                           呼び出します。パスはホームディレクトリから
                           でなければならず,サブディレクトリが含まれ
                           ているなら dot-slash (./) から始まります。
                           Lynx は最初にリンクを追加('a')するときはファ
                           イルを作成しますが,パス中のサブディレクト
                           リは存在していなければなりません。

     FTP sort criteria  -  このオプションは FTP のリスティングでどのよ
                           うにファイルをソートするかを設定できます。
                           現在のオプションは "By Filename","By Size",
                           "By Type","By Date" です。

     Personal Mail      -  メッセージを他人へメールする,またはファイ
     Address               ルを自分自身にメールするときに,メールアド
                           レスを自動的に入れられるように,メールアド
                           レスを設定できます。メールアドレスは from:
                           フィールドで HTTP サーバへも送られます。

     Searching type     -  'case sensitive'に設定するしたなら,'/'によっ
                           て起動される検索は case sensitive な文字列
                           検索です。デフォルトは 'Case Insensivive' 
                           な文字列検索です。

     Display Character  -  このオプションは端末独自のデフォルト文字集
     set                   合を設定できます。文字集合は8ビット ISO ラ
                           テン文字要素あるいはアジアの(CJK)文字の表示
                           可能な文字への写像を与え,Lynx でそのような
                           文字を表示しようとするなら,端末の文字との
                           関連で設定するべきです。端末上に設定された
                           文字集合が用意されていなければいけません。

     Raw 8-bit or CJK   -  8ビットの文字が選択された文字集合に対応する
     mode                  と仮定して,ISO Latin 1 変換表による変換を
                           行なわずに処理するかどうかを切替えます。選
                           択された文字集合が ISO Latin 1か,アジアの
                           (CJK)集合で8ビット文字は漢字マルチバイトの
                           ときはデフォルトで ON にするべきです。その
                           他のときは OFF にするべきですが,例えば,文
                           書の文字集合が ISO-8859-2 で ISO Latin 2 が
                           選択されたように,対応があるときは ON にす
                           ることができます。アジアの(CJK)集合が選択さ
                           れていても文書が ISO-8859-1 のときは OFFに
                           するべきです。設定は,通常 '@' に割り当てら
                           れる RAW_TOGGLE コマンドで,また開始時に -raw
                           スイッチで切替えることができます。

     Preferred Document -  多国語ファイルがサーバから利用可能なときの
     Language              利用したい言語です。MIME の略記法を用いてく
                           ださい,例えば,英語では en, フランス語では 
                           fn,などです。下降順の優先度での,コンマで
                           区切ったリストでもよいです。
	
     Preferred Document -  ISO-8859-1 と US-ASCII に加えて文字集合がサー
     Charset               バから利用可能なときの利用したい文字集合です。
                           MIME 記法を用い(例 ISO-8859-2),常にデフォ
                           ルトで仮定されるので ISO-8859-1 または 
                           US-ASCII は含めないでください。下降順の優先
                           度での,コンマで区切ったリストでもよいです。
	
     VI keys           -   'ON' に設定すると小文字の h, j, k, l キー
                           が左矢印,下矢印,上矢印,右矢印にそれぞれ
			   割り当てられます。大文字の H, J, K, and L 
                           キーは設定された割り当てのままです(通常はそ
                           れぞれ HELP, JUMP, KEYMAP, and LIST です)。

     Emacs keys        -   'ON' に設定すると CTRL-P, CTRL-N, CTRL-F, 
                           CTRL-B キーは上矢印,下矢印,右矢印,左矢印
                           にそれぞれ割り当てられます。そうでなければ,
                           設定された割り当てのままです(通常はそれぞれ
                           UP_TWO lines, DOWN_TWO lines, NEXT_PAGE,
                           PREV_PAGE です)。

     Show dot files    -   隠し(ドット)ファイル/ディレクトリの作成/
                           表示が可能なら,この設定によりその機能を
                           on または off できます。
 
     Popups for select -   Lynx は通常,フォームの SELECT フィールド
     fields                が MULTIPLE 属性を与えられておらず,したがっ
                           て1つの OPTION のみが選択可能であるとき,
                           ポップアップウィンドウを使用します。ポップ
                           アップウィンドウの使用はこの設定を OFF にす
                           ることによって無効にでき,このばあい OPTION
                           はラジオボタンのリストとして整形されます。
                           SELECT フィールドが MULTIPLE 属性を与えられ
                           ているなら,OPTION は常にチェックボックスの
                           リストとして整形されることに注意して下さい。

     Keypad mode  -        このオプションはキーパッドでの操作(矢印とし
                           て; Lynx のナビゲーションを参照)とすべての
                           リンクに数字を割り当て(数を振られたリンク)
                           矢印キーで移動する代わりに数字によってリン
                           クを選択できるようにするのとの選択です。

     Line edit style   -   システム管理者がインストールしたなら,この
                           オプションで組み込みのラインエディタの代替
                           キー割当を設定できます。そうでなければ,Lynx
                           はデフォルトキー割り当てを使用します。

     List directory    -   ディレクトリ編集に適用します。ファイルと
     style                 ディレクトリは以下の方法で表示されます:
                            Mixed style
                              ファイルとディレクトリがアルファベット順
                              に混ざって表示されます。
                            Directories first
                              ファイルとディレクトリはアルファベット順
                              のリストで別に表示されます。ディレクトリ
                              が先に表示されます。
                            Files first
                              ファイルとディレクトリはアルファベット順
                              のリストで別に表示されます。ファイルが先
                              に表示されます。

     User Mode         -   Beginner 
                              表示の末尾にさらに2行のヘルプを表示しま
                              す。 
                           Intermediate (normal mode) 
                              「通常の」ステータスラインメッセージが表
                              示されます。
                           Advanced 
                              URL がステータスラインに表示されます。

     User Agent         -  Lynx が User-Agent を示すのにサーバに送る文
                           字列が個々に表示されます。変更は -restriction
                           スイッチで禁止できます。そうでなければ,ヘッ
                           ダに "Lynx" という文字が現れるのを調べることに
                           よって Lynx に対して差別するサイトにアクセ
                           スするために一時的に L_y_n_x/2.6 のような文
                           字列に変更できます。Lynx の実行中に変更され
                           たなら,オプションメニューで変更した文字列を
                           消去することによってデフォルトの User-Agent 
                           ヘッダに戻すことができます。User-Agent ヘッダ
                           が変更されるといつも,オプションメニューを
                           終了したときに,現在の文書が,no-cache フラ
                           グを設定されて再ロードされます。ヘッダの変更は
                           RC ファイルには保存されません。Netscape
                           Communications Corp. は "Mozilla" を不正に
                           送ることは著作権の侵害であり,告訴されると
                           主張しています。Lynx を Mozilla と偽って伝え
                           ないでください。オプションメニューはヘッダが
                           "Lynx" または "lynx" を含まないものに変更され
                           たときはいつでも著作権侵害の可能性について
                           警告します。

     Local execution   -   'ON' に設定されたら, Lynx リンクに含まれる
     links                 コマンドをローカルで実行します。これは非常
                           に危険であり,システム管理者によってその他の
                           設定がなされなければ,'ALWAYS OFF' のままに
                           しておくことを進めます。このオプションはほと
                           んどのバージョンの Lynx では利用可能ではあり
                           ません。

訳注1
原文では ISO-8850-1 になっているが多分 ISO-8859-1 の誤りでしょう。