+++ オプション画面のヘルプ +++
オプション画面は多くの Lynx の機能を設定すること
および変更することを可能にします。以下のオプションが
設定可能です。
Editor - 空でなければローカルファイルを編集するとき
やメールを送るときに起動するエディタを定義
します。任意のテキストエディタをここに入力
できます。
DISPLAY variable - 空でなければ X 端末のディスプレイアドレスを
与えます。
Bookmark file - 空でなければ'ブックマークファイル'の名前を
与えます。ファイル名が絶対パスでなければ,
パスはホームディレクトリから始まります。
Personal Mail - メッセージを他人へメールする,またはファイ
Address ルを自分自身にメールするときに,メールアド
レスを自動的に入れられるように,メールアド
レスを設定できます。メールアドレスは from:
フィールドで HTTP サーバへも送られます。
Searching type - 'case sensitive'に設定するしたなら,'/'によっ
て起動される検索は case sensitive な文字列
検索です。デフォルトは 'Case Insensivive'
な文字列検索です。
Display Character - このオプションは端末独自のデフォルト文字集
set 合を設定できます。文字集合は8ビット ISO ラ
テン文字要素あるいはアジアの(CJK)文字の表示
可能な文字への写像を与え,Lynx でそのような
文字を表示しようとするなら,端末の文字との
関連で設定するべきです。端末上に設定された
文字集合が用意されていなければいけません。
Raw 8-bit or CJK - 8ビットの文字が選択された文字集合に対応する
mode と仮定して,ISO Latin 1 変換表による変換を
行なわずに処理するかどうかを切替えます。選
択された文字集合が ISO Latin 1か,アジアの
(CJK)集合で8ビット文字は漢字マルチバイトの
ときはデフォルトで ON にするべきです。その
他のときは OFF にするべきですが,例えば,文
書の文字集合が ISO-8859-2 で ISO Latin 2 が
選択されたように,対応があるときは ON にす
ることができます。アジアの(CJK)集合が選択さ
れていても文書が ISO-8859-1 のときは OFFに
するべきです。設定は,通常 '@' に割り当てら
れる RAW_TOGGLE コマンドで,また開始時に -raw
スイッチで切替えることができます。
Preferred Document - 多国語ファイルがサーバから利用可能なときの
Language 利用したい言語です。MIME の略記法を用いてく
ださい,例えば,英語では en, フランス語では
fn,などです。下降順の優先度での,コンマで
区切ったリストでもよいです。
Preferred Document - ISO-8859-1 と US-ASCII に加えて文字集合がサー
Charset バから利用可能なときの利用したい文字集合です。
MIME 記法を用い(例 ISO-8859-2),常にデフォ
ルトで仮定されるので ISO-8859-1 または
US-ASCII は含めないでください。下降順の優先
度での,コンマで区切ったリストでもよいです。
VI keys - 'ON' に設定すると小文字の h, j, k, l キー
が左矢印,下矢印,上矢印,右矢印にそれぞれ
割り当てられます。大文字の H, J, K, and L
キーは設定された割り当てのままです(通常はそ
れぞれ HELP, JUMP, KEYMAP, and LIST です)。
Emacs keys - 'ON' に設定すると CTRL-P, CTRL-N, CTRL-F,
CTRL-B キーは上矢印,下矢印,右矢印,左矢印
にそれぞれ割り当てられます。そうでなければ,
設定された割り当てのままです(通常はそれぞれ
UP_TWO lines, DOWN_TWO lines, NEXT_PAGE,
PREV_PAGE です)。
Keypad mode - このオプションはキーパッドでの操作(矢印とし
て; Lynx のナビゲーションを参照)とすべての
リンクに数字を割り当て(数を振られたリンク)
矢印キーで移動する代わりに数字によってリン
クを選択できるようにするのとの選択です。
Line edit style - システム管理者がインストールしたなら,この
オプションで組み込みのラインエディタの代替
キー割当を設定できます。そうでなければ,Lynx
はデフォルトキー割り当てを使用します。
List directory - ディレクトリ編集に適用します。ファイルと
style ディレクトリは以下の方法で表示されます:
Mixed style
ファイルとディレクトリがアルファベット順
に混ざって表示されます。
Directories first
ファイルとディレクトリはアルファベット順
のリストで別に表示されます。ディレクトリ
が先に表示されます。
Files first
ファイルとディレクトリはアルファベット順
のリストで別に表示されます。ファイルが先
に表示されます。
Show dot files - 隠し(ドット)ファイル/ディレクトリの作成/
表示が可能なら,この設定によりその機能を
on または off できます。
User Mode - Beginner
表示の末尾にさらに2行のヘルプを表示しま
す。
Intermediate (normal mode)
「通常の」ステータスラインメッセージが表
示されます。
Advanced
URL がステータスラインに表示されます。
User Agent - Lynx が User-Agent を示すのにサーバに送る文
字列が個々に表示されます。変更は -restriction
スイッチで禁止できます。そうでなければ,ヘッ
ダに "Lynx" という文字が現れるのを調べることに
よって Lynx に対して差別するサイトにアクセ
スするために一時的に L_y_n_x/2.6 のような文
字列に変更できます。Lynx の実行中に変更され
たなら,オプションメニューで変更した文字列を
消去することによってデフォルトの User-Agent
ヘッダに戻すことができます。User-Agent ヘッダ
が変更されるといつも,オプションメニューを
終了したときに,現在の文書が,no-cache フラ
グを設定されて再ロードされます。ヘッダの変更は
RC ファイルには保存されません。Netscape
Communications Corp. は "Mozilla" を不正に
送ることは著作権の侵害であり,告訴されると
主張しています。Lynx を Mozilla と偽って伝え
ないでください。オプションメニューはヘッダが
"Lynx" または "lynx" を含まないものに変更され
たときはいつでも著作権侵害の可能性について
警告します。
Local execution - 'ON' に設定されたら, Lynx リンクに含まれる
links コマンドをローカルで実行します。これは非常
に危険であり,システム管理者によってその他の
設定がなされなければ,'ALWAYS OFF' のままに
しておくことを進めます。このオプションはほと
んどのバージョンの Lynx では利用可能ではあり
ません。
- 訳注1
- 原文では ISO-8850-1 になっているが多分 ISO-8859-1 の誤りでしょう。